出世魚
「さて、ではもう一勝負!」
「はぁ…。」
「手加減とかしなくていいからね」
「は…ぃ」
無言のまま、ゲームの音ばかりが室内に響く。
こんなに近くにいるのに、全然彼を見れない。
なんたること…。
いかん、いかん、ゲームに集中しなくては。
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