「運命」〜あなたに逢って…〜

序章

あなたに逢って……
僕の全てが変わった。
ある年の春の出来事。
リンリン、リンリンと目覚ましが朝の静けさを消しながら鳴り響いてる。
ガチッ、ピッと彰はあくびをしながら目覚ましを止めた。
寝癖でぐちゃぐちゃの髪を気にしないで階段を降りる。
朝食はいつもと変わらずパン一枚とコーヒー一杯と簡単なもの。
朝食を済ませて洗面所に向かい髪などを整えた。
今日は高校の新学期のスタートの日だった。
真新しい制服を誇らしげに着た彰は家を出た。
< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop