運命の恋~先生を抱きしめたい~
「お兄さんのとこに行ったら
どのくらいで帰ってくる?」


ふいにされた質問に答えがでない


「紅?どうした?」



「あ…ごめん、ごめん……
一週間くらいかな……」



「一週間か・・・・
長いな・・・・・・」


 ううん・・・
 違うよもうずっとだよ



「すぐだよ・・・・」
悲しくなる・・・・・



「行くなって言いたいけど
そういうわけにいかないか・・・」



「いかないよ・・・
錬は甘えっ子だね。
私より何歳も年上なのに……」



「うわ・・・それって痛いな~
俺も初めて知ったんだ。
けっこう女々しいっていうか…
やっぱ甘えん坊なんだな~」


そう言うとソファーに腰かけていた
私の膝の上に頭をのせた。


「赤ちゃんみたい」
私は笑った。


「うん…何とでも言って
紅といると俺どんどん本当の
俺を知って…
けっこう可愛い奴だったんだって
自分のことも好きになるよ。」


 私は自分が嫌いだよ


錬の額にキスをする


別れまであと何日・・・・・?
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