運命の恋~先生を抱きしめたい~
「おまえの眉毛・・・・
いくら髪をしばって
まじめそうに見せても
堕落してるのを証明してるぞ。
月城 紅

成績はよくても
おまえの内申点はギリギリだ。

どうしてここに入学したんだ?
おまえのような生徒は
もっとそんなやつばかりいる
学校がたくさん
あっただろう?

今のおまえの様子なら
ここにおまえの居場所はないぞ。

よく考えろ。
その分 まわりより
遅れをとってるってこと
忘れるな。」



軽蔑しきった顔で
私の顔を見据えて言いきった。


私は彼の厳しい言葉を聞きながら
彼の目を見ていた。

この目の奥にある
彼の全部を知りたい・・・・

この暴言が彼以外の口から吐かれたので
あれば私も暴言で反抗するだろう。


でも・・・
あの日からずっとずっと
彼が忘れられなかった。


 彼を知りたい


その思いだけが ここにはある。
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