キミとぼくとのあい言葉。【完】
『‥今度、桜庭家の養子がアキを迎えにくると思います。それはアキを幸せにすることだから…』
「あたしは、昔からずっとアキが結婚する相手はフユくんだと思っていたわ~。結婚はスキな人としなくっちゃねっ!!」
確かに、これからもアキの傍にいたいさ。
でも、何にもなくなったおれは、きっとアキに…
「…ちょっと来て」
いつからそこにいたのか、気がつくとドアのところにアキが立っていた。明らかに怒ってる。
アキに連れられるまま、さっきまでいた部屋へと入れられた。