恋色想い
「これからは、できるだけ帰ってくるし…。」
「お兄ちゃん…。」
「…あいつ、お前の男だろ?お前には、もったいないんじゃね?」
お兄ちゃん、笑うと、ちゃんとかっこいいんだから。
いつも冷たい表情しか見せないから、絶対損してるよ。
「もったいないよ…!颯は、いい人だもん!」
私は泣きながら笑って抗議した。
こうやって、お兄ちゃんとジョークを交わしあえるのはいつ以来だろう。
久々に…
本当に久々に、リビングに笑顔が咲いた気がした──…