執事と王子とそれから…私!?

今日から私が通う学校。
私立星鈴学園(セイリンガクエン)


――やっぱり大きいなぁ…
学園の前に立ち尽くした私は、心の中でそうつぶやいた。


星鈴学園はここら辺でも一番大きいな学園なんだよね。外見はもはや学校の域を通り越してるんだもん。


さすが『お金持ち学園』と言われているだけある。


周りを見ると、リムジンとか訳わかんないくらい長い車で通学している生徒達。


――社長令嬢とか御曹司かな?


まあそんな事は置いといて。


なんで平凡な家庭に産まれた私みたいな地味女が、こんなミスマッチな学園にいるかというと…
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