グレーな吐息~せぴあなタメ息③~
白への疑い
「残念だな。・・・っていつの間にどこで着替えたの?」
「控え室で」
武藤は目を見開く。
「悟と二人で?やっぱりあやしいなあ悟。
類ちゃん、悟に変なことされなかったか?」
悟は、両腕で、類の耳を覆った。
「武藤さん!!あんまり変なこと言わないで下さい。
類は高校生です」
「高校生ったって、これくらい言っても」
と、武藤はニンマリ笑う。
「そうか、そうか。よっぽど大事にしたいんだな」
「・・・そうです」
「おっ??」