姫密桜
「プレゼント
 何が欲しいか
 考えとけよ
 
 あんまり、高いのは
 無理だけど・・・」

「うん・・・
 ママ、ただいま」

「おかえりなさい
 あら、一緒に帰って
 来たの?
 
 マキ、サクラの子守で
 疲れたでしょう
 ありがとう
 
 ほらっ、二人とも
 着替えてらっしゃい」

私は、自分の部屋で制服
を脱ぎ、キャミソール姿
で鏡の前に立ちながら

槇の言葉を
思い出していた。
< 105 / 675 >

この作品をシェア

pagetop