姫密桜
コンビニに着くと
ドアの前、男女が揉めて
いる。

男は、縋る彼女の腕を
払いのけて、その場を
立ち去った。

残された女性は

涙を拭う。

彼女・・・

それは、折口さん。

彼女が、私と槇に
気づいた。

私は咄嗟に槇の腕を掴む

槇は絶対

泣いている彼女の元へ

行ってしまう。

強く、掴む・・・
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