姫密桜
槇が触れる手の温もりに
安心してもしかたない。

私は
勘違いしちゃいけない。

幾ら、この手に

槇が触れても

私は恋人でも何でもない

決して
恋人には、なれない。

貴方の手はいつか

愛する人の手を握る。

どんなに望んでも

それは、私じゃない・・

知ってるはずなのに

改めて、思うと

こんなにも悲しい。

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