姫密桜
閉じ込めた愛

秘めた想い

どうしても・・・

彼女にだけは渡したくない。

私、桜と

彼女、梓の中に

共通する想い・・・

『チグサ、愛してる』

母の内に、秘めた想い・・・

「チグサ・・・」

両手に買い物袋を提げた
母、千草は
懐かしい声に振り返る。

「エイジ・・・さん」

千草の瞳に映る

男性(ヒト)・・・

『エイジ、大好き』

両手の塞がる千草を
その男性は、抱きしめた。

誰かに似ているその瞳・・・

千草は、その腕の中で
瞳を閉じて昔を思い出す。

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