姫密桜
この関係を壊すことが
できるのは、槇と桜だけ・・・

櫂の部屋を出て行こうとした
槇は、ドアの前に立ち止まる

「アニキ
 
 聞いてくれて

 ありがとう」

「一人で悩むなよ
 何かあれば俺に相談しろ

 それから、サクラには
 絶対に隠し事はするな

 ほんの少しの不安さえも
 取り除いてやれ」

「分かってる・・・
 
 アニキに惚れられた女は
 幸せだな」

「気の利かない男は
 
 捨てられろ」

そう言って、兄貴は笑った。
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