姫密桜
『お前が、一番
 知ってるだろう
 どんなに純粋な想いか』

私と槇の愛は汚れてなどいない

私達の愛を汚すのは

あなた達、第三者の人々・・・

居た堪れない・・・

机の上に、零れ落ちる涙。

私は、私を見つめる
強い視線を背中に受ける。

感じる、彼女の
折口さんの熱い視線。

槇を、必ず取り戻してみせる

彼女の想い・・・

「ねえ、オリグチさん
 さっきの話、本当なの?」

「何が?」

「ほらっ、クスミさんの話
 彼女、お兄さんとその・・」

「私なんかに聞くより
 当の本人、クスミさんに
 聞けばいいんじゃない?

 真実を話すとは
 限らないけど・・・」
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