拾遺詩集 キマイラに捧ぐ

いずれ



 『いずれ』


跡をたどる
のではなく
創り出す

それぞれの独創性に従って

似た周波数に多少共鳴しながら
それは自覚していく

誰ひとり同じ道は行けない

最初は孤独のうちに
最後は創造の快楽により

同じコレを
違う言葉で語る

語りたい者だけが
ただひとつのことを
沈黙に限りなく近く
湧き出でるままに






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