拾遺詩集 キマイラに捧ぐ

ただの愛情




『ただの愛情』


淫靡さなどが戯れ言に見えるような
激しいただの愛情
それが一番深く打ち込まれる
食物より、性器より、悪夢より
なにものより
それが苦しい
苦痛の果ての陶酔
嘘じゃない
過去も未来も期待も欲望もない

消えてくれ
それは…願いかもな
無意識に逃げていたことに
少し笑ってみる

(融けるまで、つきあえよ)

頭の中で微かな囁き






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