神様のかんちがい

☮そして動き出す



そして月曜日。


「おはよー」

「ざいまーーすっ」


休日明けはとにかくだるい。

皆もだるそうな顔をしている。


「愛海、おっはー」

いつになくだるいといってるような
顔をしている怜奈。

「愛海ちゃん、おはよう!!」

今日もキラキラな笑顔の奈央ちゃん。

「おはよ……」

「…?どうしたの??」

「いや…ちょっとね」

「大丈夫??」

「うん、大丈夫…」

奈央ちゃんの笑顔が眩しすぎる。



キーンコーンカーンコーン…

チャイムが鳴ると同時に教室の
ドアが開いた。

「ほら…席に着けーー!!」

担任の松村が入ってきた。

「一時間目音楽だろ?早く座れ!!」

月曜の一時間目に音楽はキツイ。

(誰だよ…音楽にしたのは)

そう思いながらも先生の話を聞き続ける。


「じゃあ、音楽の準備して行け~」

長い先生の話がやっと終わった。

「松村の話長すぎ!!!!!」

怜奈が文句を言ってきた。

「皆思ってることだよ~」

奈央ちゃんもどうやら松村には
うんざりしているみたい。

「…じゃあ行こか」










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