俺様な彼氏
「魅夜に稜…。 こんな公衆の面前で何喧嘩してんの? めちゃくちゃ注目浴びてるし、しかも人通り多いとこだからかなり邪魔だよ? それに声、大きいしね」
あたしと稜の喧嘩の仲裁に入ったのは雪斗だ。
なんでこんなとこに?って思ったけどその謎は雪斗の手元に視線を向けて解けた。
買物袋がぶら下がっている。
ということは買い物の途中か、もしくは帰りといったところか。
「雪斗〜」
雪斗の腕に自分の腕を絡ませて泣きつくような感じにした。
そこでこうなった経緯を話せばため息をつかれた。
「悪いけど、バカップルに構ってるほど暇じゃないんで。 あ…と、独占欲強すぎる男は嫌われるんじゃない?」
それだけ言って雪斗はどこかに行ってしまった。
お互い、気まずい沈黙が流れるだけ。
たしかに…何も考えず簡単にメアド登録したのは悪かったかも。
自分の行動の軽率さに反省をしていると………
「悪かったな…。 でも………いや、何でもねぇ」
途中まで言いかけて言葉を止めた稜。
続き…気になる………。