MATO
「美砂?」
「……………ごめん」
「……え?」
何に対して謝ったのかわからない。
自然と声に出た謝罪はゆかりに向けられていたのだろうか、それとも手元にあるからマヨ丼だろうか。
それとも… 次の立はまだまだ先の筈なのに控え室にいない後藤に対してだろうか。
あたしの射に対してだろうか、それとも弓か、矢か、………わからないけど。
わからないけど…、
泣きそうになりながらも、涙は出なかった。
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