恋の贈り物
ピピピピピピ。

カーテンの隙間から朝日が差して、私は目を覚ました。

ベッドから起き上がり、リビングへ向かう。

「おはよう☆」

「おは・・よ・・う」

目をこすりながら出てきた私にお母さんが、元気よくあいさつしてくれた。

私は、用意されていた朝食を食べる。

「早くしたくしなさい」

「はーい」

制服を着て、スクバを持ちがっこうへいく。

ガチャ。

家を出て、少しすると同じ制服を着た人が、結構見えてきた。

「亜由☆」バン!

「きゃっっな、何!?」

いきなり誰かに抱きつかれた。びっくりして振り返るとそこには、唯がいた。

「えへへ、びっくりした?」

「なんだ~唯かぁ、もうマジでビビッたよぉ」

この子は、木ノ下 唯(キノシタユイ)

唯は、茶髪のショートヘア。オシャレで、可愛くて、頭も良い。私の、大親友

そして、私の憧れ。

楽しく話していると、いつの間にか教室についていた。

「オハヨ★」

「あ、沙羅オッハー」

沙羅(マツシタサラ)は、同じく私の親友。背は、小さくて、どっちかと言うと

子供ぽいかも。でもそんなとこが、可愛いんだ。

私は、カバンを置いて、唯と沙羅と廊下にでた。

「いたいた~亜由の永遠の王子様がー☆」

隆己のことだ。

「どこ~」

沙羅が言う。私も一緒になって探す。

「ほら~あそこ、あそこ」

「あっいた!」

私は、その方向をずっと見ていた。






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