あなたへ。
わたしはあの子といつも一緒にされた。


でもわたしとあの子は互いに違うことをわかっていた。


あの子が羨ましい。


顔が似ていると言っても


髪の色が違うし


目の色も違う。


親も違うし


本当は血もつながっていない。


それはあの子が知っているのかは


知らない。
< 41 / 42 >

この作品をシェア

pagetop