=キング of ビースト= 2



広未わキッチンに行き、

お粥を作る

と言って料理をし始めたので、俺わ夜琉さんがいるソファーに近づいた。



すると、人前で寝るという行為をしない夜琉さんが苦しいのだろう、荒く息をして眠っていた。


少し頬や赤く、眉が寄っている。


俺わ夜琉さんを起こさないように、額に手を伸ばした。


「~っ!?」


触れた手にわ璃玖が焦るのが分かるくらいに熱い。


こんな熱で、暴れる事できんのかよー…


俺わキッチンにいる広未に


「広未、先に熱さまシート持ってきて。」


と静かに呼びかけた。


「分かった。」


すると、直ぐに持ってきて俺に渡す。


広未わ、夜琉さんが触らせてくれない事を分かっているのだ。

俺わそれを夜琉さんの額に貼った。


すると、冷たかったのだろう一瞬目を開けた夜琉わ


「余、計な事…すんな‥っは」

荒く息をしながら言った。


だけど、直ぐにまた寝てしまった。


「大丈夫かな?」


広未わ不安そうにひとりで呟き、キッチンに戻った。



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