監禁ゲーム~ap~
十分ぐらいすると、美佳が戻ってきた。
「はい。これでいい?」
清春はジュースを受け取った。
「ありがとう。二つでいくらだった?」
「あっ、大丈夫だよ。私のおごりで」
「いや、いいよ」
清春は財布から五百円を取り、美佳に渡した。
「記念日ぐらい、格好付けさせろよ」
「フフ。ありがと」
美佳はクスッと笑った。


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