監禁ゲーム~ap~
園内のパンフレットを見ながら、美佳は目を輝かせて言った。
「ねぇねぇ。まず、どこ行く?」
清春も美佳が見ているパンフレットに目をやる。
「えー…っと」
すれ違う他の客と肩がぶつかる。
パンフレットから目を離し、その客を目で追う。
美佳は清春の袖を引っ張り、目線をこちらに向けさした。
「カリブ・ウォーターワールド。ここに行こうよ」
美佳が楽しんでくれたら、それでいい。
清春は笑顔で頷いた。


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