同情でもいい
昼休みになっていよいよ愛人にメアドを聞くときがやってきた。


「ほら姫香速くいくよ」

「理沙待ってって…
愛人が1人じゃないと聞きたくない。」


「わかった。
じゃあ急ぐよ…」


教室に走っていくと愛人がいた…

―1人で―

やった

「ほら!
やったじゃん1人だよ!
聞いておいで」


「ムリ…」


「はっ」

「ムリだってば」


ムリだよ…
恥ずかしすぎるよ…

結局メアドは聞けなかった。


聞きたくないとだだっ子をいう私に理沙は
呆れつしまったみたいだった。

仕方ない。
自分が悪いんだもん。
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