キミの隣へ
―――――15分後―――――







「できた、かなぁ?」





水色のペンをケースに戻す。







「……雄輔へ、好き…」





「朗読しないッ!」




彩弥の手からひょいと手紙を抜き取る。






「いつ渡すの?」




「うーん、じゃあ麻由子決めて」







「なんで質問返すの!?」




自分じゃわからないし…。




第一、告白なんて初めてなんだもん!








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