呪いのテディベア Ⅱ
「はあっ・・・・・。」
小さくため息をついて、
玄関に置かれたダンボール箱を
リビングのテーブルの上に持って行く。
案外ダンボールは軽かった。
「よいしょっと。」
ダンボールを
テーブルの上におくと、
荷物のあて先を確認した。
【宛先】 鳴滝 栞様
【送り主】 不明
「?」
疑問符を
脳内に躍らせながら、
ガムテープをはずしていく。
中には、
5匹のテディベアと、
取扱い説明書と書かれた紙と、
淡い紫色の紙が入っていた。