呪いのテディベア Ⅱ
目覚めると、
私はベットの上で
うつ伏せになるように寝ていた。
一体、
いつ夢が終わってしまったのか
よく覚えていない。
眠気で霞みがかった思考で
ボヤーとテディベアを見つめる。
先まであった絶望感はない。
温かいような安心感がある。
このことを夢太に教えたいが、
ホラーが大の苦手な
あいつに教えてしまったら
きっと怯えてしまうだろう。
そう思い、
私はテディベアのことを夢徒には
黙っておくことにした。
もちろん復讐のことも。