永愛

頑張る

ガラガラ..
 
 
もちろん教室は
真っ暗だった。
 
 
『気味わりーな』
 
 
そういって
昼藤は笑っていた。
 
 
『確かに』
 
 
自分の机に
行こうとした時
 
 
パチ
 
 
昼藤が電気を
つけてくれた。
 
 
『きゃーー』
 
 
 
私の手を
掴んだもの…
それは………………


『夜美君??』



『なにしてんの??』


昼藤が言った。


『寝てた…』


夜美君は
少し機嫌が悪そうだった


『あッッ!!鞄あった。』



『よかったな』


昼藤が言った。


『うん』



『委員会終わったの』


夜美君が聞いてきた。


『うん。
今から帰るとこ』



『じゃあそろそろ行こ』

昼藤がいった。


『うん。早く帰る
準備してよ夜美君』



『鞄もったか??』


昼藤君が言った。



『もってるよ。
そんなドジじゃないよ』


『だよな』



『帰る準備できた。』


夜美君が言った。



『じゃあ行こっか』



『『うん』』


二人が同時に答えた。



私はゆっくり
歩く二人の背中を
押して校門に向かった。
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