永愛
『昼藤と夜空は
金曜日当番な…』

 
担当の先生が言った。
 
 
『『はい』』

 
『じゃあ今日は
もう帰っていいよ』


『わかりました』



『あっ!!
夜空さんさっきノート
とってなかっただろ??』

そういって
クスクス笑う昼藤君


んノート??あっ!!
うちノートとってない。


『ほら貸してやるよ!!
図書委員のする事とか
全部書いてるからさ。』


そういって

昼藤君は自分のノートを

うちに差し出してきた。


『ありがとう。
月曜日返すから!!』



『いつでもいいよ』



『まじありがとう!!
本当に優しすぎでしょ
昼藤君は!!』


私は昼藤君のノートで
昼藤君の肩をバシと
叩いて笑いながら言った


『昼藤でいーよ!!
男は優しくてなきゃな』


『昼藤??OK!!
じゃあうちも
夜空でいいからさ』



『わかった!!』


ノートを
鞄に片付けようと
したとき……
ある事に気づいた。



『鞄がない』





『どんだけ
どじなの夜空??』



昼藤が
笑いながら言ってきた。


『教室に取りに行くから
まじ自分どじすぎや』



『俺も一緒に行くよ??』

時計を見ると
6時30分廊下は暗い。



『いいの??ありがとう』


『いいよ』



二人で7組の
教室に向かった。
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