冷たい夜は桜の色
「お前今世界中の太っている人敵にまわしたぞ」
『知らないわよ、だったら隆がぼこぼこにされなさいよ』
「え!?何俺が悪いの?俺ボコられるの?」
『何いってんの?そんなのあたりまえでしょ?』
「おいおい。いつから俺は世界のデブから命狙われるようになったんだよ!」
そう言って太った人の声真似をする隆を見て美加がクスクス笑った。
それを見て隆も笑った。
そんな他愛も意味もない会話をして毎晩二人で笑った。