人違い
次の日は採血の実地だったただ冴子はカンが鈍るのか里香の腕に何回も針を刺した



「ごめんなさい痛いでしょ」「ええ大丈夫」




まさか冴子がわざとしているとはそのときの里香はまったくきずかなかった



    女の恨みは怖いというけどこれほど怖い思いをしたのは始めてだった



そうこうして2年たち卒業を迎えた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



校歌を歌いながら里香は無事卒業できたことを喜んだ、「冴子さんともお別れね」




「また電話頂戴」「良くぞ合格したね二人とも」「そうだね」もうその時点で看護婦の免許は二人とも取れていたのだった



「里香さん、折り入って話があるの」そう冴子に呼び出された・・・そのときの話まで




何か冴子に意地悪されてるような居心地の悪さが2年続いていて・・やっとわけがわかった



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