「あら、珍しい人がきたわね」久しぶりに会う自分の息子への第一声がこれとは、さすが我が母。 「……ただいま」「はい、おかえり」 にこりと笑ってそう答えると、母さんはすぐにテレビの昼ドラに視線を戻した。 さすがに少し悲しい。二年ぶりに息子が帰郷したと言うのに…。 俺はこっそり溜め息をついて、荷物を自分の部屋に運んだ。居間に戻ると母さんはまだ昼ドラに夢中になっていた。
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

忌神
咲矢/著

総文字数/1

ファンタジー1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
光を好きになった、ある闇の神様のお話し

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop