だいすきだよ 短編集☆
「守屋…くん…。」
あたしは女友達と守屋君…彼氏に、空き教室へ連れて行かれた。
「ね、でさ、先輩とどこまで行ったの?」
「送ってもらっただけなの?」
「…そうだよ」
あたし、「違う違う!絶対ないよっ」とは言わなかった。
いや、言えなかった。
だって、
彼氏との時間より、
友達との時間より、
先輩との時間がすっごく大切だった、って気づいてたから。
あの手の暖かさ、きっとあたしは忘れない。