素敵な片思い
男目線で色々アドバイスをくれる、そんな友達がいてもいいかなって


ふと思った私は…


杉浦くんに誘われるがまま


彼の家に行ってしまう。







帰りは車で送ってくれるって言うから、


満員電車に乗らなくて良くてラッキー!とかって、


つい心が揺らいだ。









そう…


それが間違いだったんだ。










いや、


それで良かったのかな。













杉浦くんが簡単にお持ち帰りしちゃうっていう噂は、


どうやらウソじゃなかったらしー。


だって…


その気にさせるのが上手いもん。







同じ会社の人間だし、後々の事考えるなら…


まさか私に簡単に手は出してこないだろうし、


杉浦くんのクールな佇まいに隠された、可愛い一面を見ちゃったら


つい、私生活も覗いてみたくなる。





一種の好奇心みたいなもの。


…どんな部屋に住んでるんだろーって、部屋に着くまで、ちょっと楽しみではあった。








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