素敵な片思い
「問い詰めないんだ?」


「もー何度も修羅場くぐり抜けてきたしなぁ。相手のオトコとカノジョんちで鉢合わせとか、よくあったし?」


「えぇっ!何でそんな目にあってまで…付き合ってるのぉ?」


「んなもん、好きだからに決まってんじゃん」


シンプルな気持ちだけど…、ちょっと理解できない。


好きなのに浮気公認って…。


「杉浦くん、かわいそー」


「だろ?だからさ、飯作って」


「…話違わなくない?」


「そぉか?」


平然としてる杉浦くんに、下心あるなんて思いもしないし…


落ち込んでて可哀想ではあるよね。


「相原とはいい友達になれそーな気がする。可哀想なオレの話、飲み直しながら聞いてくれよー。なっ?」






杉浦くんて


異性の感じがしないのは


…同期だっていう歯止めがあるから?







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