素敵な片思い
「…間に合えへんな。どーすべ」


時計を見て、チッと舌打ちしながら…


立ち止まって動かない、私の方を彼が見た。


彼も、フリーズ。


…だよね。


何で私がここにいるんだって、話だわ。






「あっれ?何でここにおんの…。相原さん…やんなぁ?」


目の前にいるのは紛れもなく小玉さんで、私の突然の出現に、驚愕の表情をしていた。


「…おはようございます」


ぺこりと頭を下げると、一人納得したよう頷いてる。


…へ?


チラと、私の後ろの方を見ていた。


「なるほどな~。杉浦か!」


えぇっ!


当たってるけど…そうじゃなあ~い!!


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