素敵な片思い
「…威勢のいい方なんですねぇ」


「はぁ?威勢いいっちゅーか。手ぇつけられへんわ。なんか年々凶暴化しとるし?年々たくましくなっとんな…」


…へぇ。


小玉さんと、似合わないな。どうしてそんな人と付き合ってるんだろー。


私…じゃダメ、かな。





「…小玉さん。あのぉ」

「なに?」

小玉さんの笑みに引き寄せられそうだよ。告白するのもコワくなくなってきた。







「私…じゃ、ダメですか?」








ポツリ呟いた声は、静寂に吸い込まれていく。

カエルが遠くで鳴く声が、虚しく響いていた。






小玉さんは、

何も言わず…私を見つめていた。








あ…

どうしよう。

この顔、多分困ってる。








小玉さん…

切り返し早い人だもん。

いいならいいっていいそうだし。





…きっと、

私に返す言葉を

選んでるんだ。






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