姫サロンへようこそ
「知っていたんだね?
すべてを」
「ええ。
なぜ、私の父が眠っているのかも・・・。
すべて・・・。ね」
どこか悲しそうなその顔が俺を捕らえる。
「貴方は知っていましたか?
土田先輩?」
知らなかった・・・。すべて。
「教えてあげましょうか?
しりたいですか?
トップシークレットを」
知りたいけど・・・・。
知りたくないよ。
多分それを知ったら僕は朝日に対して上手く笑うことができなくなる。