姫サロンへようこそ
隔離されたようなこの部屋は窓側の一面が窓になっていて外の風景が見えるようなつくりになっている。
ちょうど窓から二羽の鳥が見えた。
・・・もしも俺が鳥に生まれることが出来たら。
どんなにうれしいだろう。
誰にも傷つける言葉を浴びせない奴になりたかった。
俺の存在がナイフのように人を傷つける存在でなかったら、とどれだけ考えたか。
でもそうなるのはもう無理なんだ。
だから!!
せめて、四季さんのために何かしたい。
「僕は君の言葉、行動で
傷ついたりしないよ」
その言葉をくれた四季さんのために。