この晴れ渡る青空の下で
「お兄ちゃん。ちゃんと、意識が戻ったの? ……また、昨日みたいに」

「昨日は、悪かった。もう、大丈夫」



お兄ちゃんの目が、優しく微笑む。



「もうっ、バカっ、心配掛けてっ」



私は涙が出そうになったけど、なんとか我慢して笑顔を作り、ナースコールで目が覚めた事を伝えた。

すぐに医師が来て診察をする。



なんだか目の前の事が信じられなくて、その様子を夢見心地で眺めていた。

すると、医師が笑顔で私の方を振り返った。

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