ダイヤモンド・ヒーロー
九回オモテ【湊人】

コイツの為に





9回裏。 ツーアウトで、試合は進んだ。


大がタイムを取ってから、俺はいつも通りに試合を進めることができた。

そして、やってきた。


三嶋がバッターボックスに立った―――。

今は 0-0 で、俺がこのままアウトを取ったら延長戦になる。

なんだか…… 去年と同じ状況だな。 全く。

でも、どうしてだろうか?


全く負ける気がしない。

"なんつー自信だよ" とか思うが、でも…… そうなんだよ。 全く負ける気がしない。


足で地面を蹴る。


ふと、顔を上げると…… バッターボックスに立った三嶋と目があった。


「―――」


俺は三嶋に微笑みかけた。




< 172 / 200 >

この作品をシェア

pagetop