春夏秋冬

「春風君・・・ですか?」


突然聞こえた見知らぬ声。


その声につられて重たい瞼を開け、


顔を上げた。


「・・・は・・ぃ・・・?」


大きなキラキラとした瞳。


その瞳に吸い込まれていく感覚を


春風一也は理解できずに、


ただ呆然と彼女を見つめていた。

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