キミの心の声を聞かせて
「ウルサイ!!智樺!!叫びすぎだっ!」
ヨッシーが両耳を塞いでギロリと睨んだ。
「そんなに睨まなくてもいいじゃないぃ。怖いよヨッシー」
「お前が叫ぶからだろう」ったくウルサい奴だなぁとブツブツ文句を言うヨッシー。
「ごめん、実はワザと秘密にしておいたんだ」
雄大が、頭を掻きながら、あたしが知ったから絶対嫌がると思ったからさと苦笑い。
「毎年7月7日の七夕の夜には、海の近くの神社でお祭りがあるだろう?」
「うん…」行った事ないけど。
「そこのステージでライブするのが恒例になっているんだよ」
「うっ…そ…」
余りの驚愕で、開いた口が塞がらないよ…。