キミの心の声を聞かせて

「ウルサイ!!智樺!!叫びすぎだっ!」


ヨッシーが両耳を塞いでギロリと睨んだ。



「そんなに睨まなくてもいいじゃないぃ。怖いよヨッシー」


「お前が叫ぶからだろう」ったくウルサい奴だなぁとブツブツ文句を言うヨッシー。



「ごめん、実はワザと秘密にしておいたんだ」


雄大が、頭を掻きながら、あたしが知ったから絶対嫌がると思ったからさと苦笑い。


「毎年7月7日の七夕の夜には、海の近くの神社でお祭りがあるだろう?」


「うん…」行った事ないけど。



「そこのステージでライブするのが恒例になっているんだよ」



「うっ…そ…」




余りの驚愕で、開いた口が塞がらないよ…。




< 174 / 402 >

この作品をシェア

pagetop