幼なじみなんて二度と言わせねぇ

『付き合ってた訳ないいじゃん!!』


先輩に追いつこうと走りながら言った。
でも,足が無駄に長い先輩にはなかなか追いつけず,
追いついても,早歩きしないとおいていかれる始末だ・・・


「ふーん。でも,あいつと仲いいのは事実でしょ?」


『それは,幼なじみで,昔から一緒にいるから・・・』


「幼なじみだからって付き合ってるっていわれるほど仲良しなのは納得いかねぇ」


いきなり先輩が止まりぶつかりそうになった


『うわ!・・・先輩!いきなり止まらないでくたさいよ・・危なかった・・』


「・・・・・」


『とにかく!尚紀とはなにもないですから!!』


「・・・きにくわねぇ・・・」


・・・グイっ!!


腕を捕まれたと思ったら,先輩の方に引っ張られあと数センチで唇同士がぶつかりそうな距離になっていた



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