素直にカエル3 ~先生と卒業式~




「あ、きたきた!」


「おっせーよ!」



食堂に着くと理奈とあゆみがニヤニヤしながら手招きしていた


「何よそんな怖い顔してー!かわいい顔が台なしだよー?」


「あー見たかったなぁ!福井と2人きりで戸惑う南を!」




2人はきゃいきゃい言いながら私の肩に手をかけた



「…れた…」


「ん?」


「ば…ばれた…ばれちゃったかも!!!」



「…は?」


突然大きな声を出した私を周りの子がちらちらと見ていた



「ちょ、南こっち!」


あゆみと理奈に引きずられるように席についた


「ちょ、ちょっと!ばれたって?!」


「南だってばれたのかよ!?」


「わ…わからないけど…」



私はさっきエレベーターの中での出来事を2人に話した


話してるうちにだんだん気持ちが冷静になってきたけど、逆に2人が混乱していた

「に、匂いって!あいつ犬かよ!」


「でも福ちゃんにギュッてされたのはうらやましい…」


「…おい」


あゆみは相変わらずだけど、2人ともこれからのことを真剣に考えてくれた


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