素直にカエル3 ~先生と卒業式~



「そういや福井は?」


理奈はキョロキョロと周りを見回し、福井先生の姿を探していた


だけど、まだおばあさんに捕まっているのか、まだ姿はなかった



「でもさ…もしばれてたら南これからどうするの?」


「そりゃあ…素直に言うしかないんじゃね?私が一緒に寝ましたって」


「そ、それは福井先生だってわからなくてっ!」


「わからなくても…やっちまったんだもんなぁ?」



…うっ


そ、それはそうですが…


「でもさ~南も積極的になったよな~?間違えたにしろ、田崎の部屋に1人で行くなんてさ」


「だよね!南もやっと素直になってきたね!」



2人は私の頭を撫でてニコッと笑った


…素直に、なれてるのかなぁ



「あ、福ちゃん…もしかして田崎先生に言ったりしないよ…ね?」



…へ?



「あ~!有り得るかもなぁ!実は昨日の夜に…」


「や、やめてよ!本当に怖いんだから!」



私はからかう2人を涙目になりつつ睨んだ


「そしたら田崎先生どうなるかな?」


「パニクって南ーって探しにくるぞ。んで強制送還されて…」



そこまで言うと理奈はニヤリと笑った



…その後は考えたくもない



ど、どうか先生だけにはばれませんように



その前に福井先生も気づいてませんように




せっかくの美味しい朝ごはんも全く味わえず、終わってしまった



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