素直にカエル3 ~先生と卒業式~



「んもぉー!南ってば大丈夫だよー!」


朝食を終え、部屋で荷物整理をしている私の背中を、あゆみはパシッと叩く


「ヤバいよ…。絶っ対にバレてる…」


「いいじゃん!修学旅行のいい思い出として残るじゃん」



…よくないし、てか残っちゃ困るし


これから福井先生にどんな顔して会えばいいんだろう


てか先生とも会いづらいよなぁ



「ま、今日でラストなんだし楽しもうぜ!海行くんだろ?」


理奈は予定表をパラパラとめくりながら見ていた


「そうだよ!みんな楽しんでるんだから、福井先生も忘れてるって!」


「…そーかなぁ」




福井先生は天然だけど、結構深いとこにまでつっこんでくるからな


…き、気をつけよう



「ほら!ラスト行くよ!」


「今日くらいは忘れちまえ!」



まだまだ渋る私の腕を2人は掴んだ



まだ不安を消せないまま、私は海へと向かった



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