素直にカエル3 ~先生と卒業式~



「それじゃ何しますか?砂でお城でも造りますか?」


福井先生はいつものようにニコニコしながら、私達を見つめる


「え~?福ちゃんできるのぉ?」


「お城くらいできますよ!僕地元が海近かったんでよく遊んでましたしね~」


そういうと福井先生はしゃがみ込み、山を造り始めた



「ほら、みんなで造りましょうよ」


「え~?!本当に造るの?」


「うちはパス…」



理奈とあゆみは少し離れたところで福井先生を見ていた



「もう…じゃいいです。吉岡さん手伝ってください」


「え?私ですか?」



いきなり指名されて驚いたが、福井先生は意外にもやる気満々だった



…これは、もう普通に接していいってことなんだよね?


「わかりましたよ…」


「よし!じゃすごいの造りますよ!」



普段見たことないような福井先生のやんちゃな笑顔


こんな笑い方もするんだ…



「…吉岡さん?」


「え?…あ、すみません」



ついつい福井先生の楽しそうな顔を見てしまう



い、今はお城造りに集中しなくちゃ…



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