素直にカエル3 ~先生と卒業式~



泣いちゃダメだ


決めたじゃん


もう寂しくないって…


でも…でも…


「あ、吉岡さん?どうしました?」


福井先生の笑顔が歪んで見えた


「………っ」

「…ちょっと会議室行こうか」


先生は優しく私の肩を抱き、職員室の隣の会議室へと私を連れてきてくれた


もう、私は我慢出来なかった


「ひっく……ごめ…んなさ…」


「謝ることないよ。泣きたいだけ泣きな?」


福井先生の大きな手が私の頭をそっと撫でる


私が求めてるのは、この手じゃない


この暖かさじゃない


でも…


「…そんな顔すんなよ」



優しく抱きしめられたら


私は壊れちゃうよ









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